日本国債に関する小説
- 作者: 幸田真音
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/11/01
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- 作者: 幸田真音
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/11
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
とある行政学系の教科書に参考文献として挙がっていたので、読んでみた。
タイトルは堅いですが、金融とか国債だとかに詳しくなくても、読めると思います。専門用語?も登場人物が会話の中で説明的に話してくれます。ただ、そのポストならそれ位分かるのではという部分が結構あったし(門外の人間なので、あくまで感覚的にですが)、全然説明なしの用語も。まあ、分からなくても、大意はとれるかと。
この本を読めば、国債の全容が分かるといったものではないですが、サスペンスの要素も入れつつ、日本国債の(あるいは日本国の)問題を扱っています。でも、少し古いので、現状とどう一致しどう変化しているのか気になった。
小説としては、人物の心理描写がやや弱いような気がせんでもないですが、読ませる筆致で好印象。
エンターテイメントしてはまあまあ楽しめました。