「国際関係」という本
- 作者: 鈴木基史
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2000/06/01
- メディア: 単行本
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数式での説明は消化できればとてもおもしろいと思う。文章による説明は、修飾の虚飾にだまされがちな私は大いに用心しなければいけないし、修飾による難義や多義は理解力の乏しい私の脳を大いに混乱せしめる。それに対して、あくまで消化できればだが、数理モデルは良い意味で単純で簡潔な方法だと思う(そう思うのはまだ理解が乏しすぎるだけかもしれないが)。だから、意思疎通がよりはかれる方法として、社会をよりよく理解するためにも、このモデルは不可欠だと感じる。
今月は国際関係を読書テーマにしている。概説書に多少触れただけというのが現状であるが、全然掴めない。ネオリアリズム、ネオリベラリズム、ウォルツの個人・国家・国際システムの3分析レベル、逆第二イメージなどなど、概念の輪郭はなんとなく分かった気にもなるのだけれど、全体地図のなかのそれぞれの位置みたいなのが全然分からない。本によって言葉の使われ方が違う気がするが、それもあるのだろうか。
いずれにせよ、ゲーム理論とかの方法をもっと学び、国際関係の著を読みたい。