新書「戦後政治の謎 自民分裂を予感させる『30の真実』」

戦後政治の謎 自民分裂を予感させる「30の真実」 (講談社+α新書)

戦後政治の謎 自民分裂を予感させる「30の真実」 (講談社+α新書)

自民党の前身である「自由党はなぜ児玉誉士夫から結党資金提供を受けたのか」から[福田康夫の4つの謎」までの戦後日本政治の節々をノンフィクション作家である著者が書いた本。
竹下登が消費税を導入したのは、竹下が蔵相として見送った大平総理の「財政再建と税制改革を」という願いを遺言として受け止めたから(p96)
宇野宗佑は女性に関する醜聞が政権の行方を左右とすることを立証し、日本政治史に大きな足跡を残した(p139)(それ以前は下半身問題を報じないことになっていたらしい)
・羽田政権成立後、「改新」という統一会派ができたが、そこには大内啓伍民社党委員長の公明党排除という狙いがあったらしい(p168)
などなどのそこそこおもしろい話が書かれていた。