緒方貞子氏講演

学者であり、国際的な活動で世界に知られる緒方貞子氏の講演を聴きに行った。定員の倍以上の2000人がきたというのだから、緒方ブランド恐るべしといった所か。発言にみなぎる力は聞くものを魅了するものがあり、さすがだなあと感服した次第です。今まで聞いた講演のなかでも最大規模の拍手があり、私以外にもそういう風に思った人が多かったのでしょう。

・子どもの頃は「おてんばな乱暴な子ども」だったと聞いているらしい。
・アフガン全体の教育には女児教育が必要。日本が行っている女性学校援助はあまり知られていない。外国メディアだけでなく日本のメディアも(そのような文民による支援をもっと)取材をして欲しい。
・大きな国で駄目な人もいる。小さな国でもすばらしい人がいる。どこの国だからどうでは駄目。固定観念で人を決めるな。
・「冷徹な頭と熱い心=coolmind warmheart」。相当惨めな現状を絶えず見て感情的になってしまう。(感情的では相手のためにならず、冷静な判断が必要である)だがcoolmindだけでは人間相手の仕事できない。warmhearが必要。
・杓子定規では救える人も救えない。おもいやりや人を助けることをボトムラインに、乱暴に行動してきた。
以上は質疑応答のへの回答の一部です。
もう少し学問的なお話も聞きたかった気もしますが、文字で知ることちがい、生で話を聞くのはその人のオーラが感じ取れてエネルギーを頂けるなあと思った。貴重な講演、ありがとうございました。